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駄目人間の偏った日常を綴るブログです。
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 先週は急遽休みが貰えた上に、今日も時間が取れたので更新したのですが、いかんせんこの雑記は普段の溜まったストレスをシュートするところなので、急に週二回も更新チャンスが回ってきても、普段(寝>飯>仕事)が全てで、休みに希にTV番組をまとめて見る程度の生活しかしてないので、書くことがありません。
 そんな訳で、今回はひさびさに特撮の話でお茶を濁そうと思います。引き出しがコレしか無い己の人生を色々顧みたいところですが、顧みてしまうと色々と問題があるので気にしないで進めさせていただきます。
 
 
■ 宇宙人東京に現る

 1956年の大映の特撮作品で、宇宙から来たパイラ人のデザインが岡本太郎ということで有名な特撮映画です。
 現在、発売されているDVDのパッケージなんかを見ると、いかにも宇宙人が円盤に乗って地球を襲撃みたいな感じなんですが、実際はものっそい地味なお話です。地球に来たパイラ人もの凄い良い人なんですよ。なんてゆーか我が地球人類も見習えって感じなくらい。今回はそんな見た目にそぐわぬ友好宇宙人パイラ人を皆様にご紹介。
 
 彗星にぶつかりそうな地球にわざわざ警告に来てくれたパイラ人の皆様ですが、その容姿が目玉のついたヒトデなため、地球の人は驚いて話をロクに聞いてくれません。そこで、一考したパイラ人、仲間を地球人に変装させて話を聞いて貰おうと考えました。
 しかし、パイラ人はパイラ人で己の容姿に誇りを持っているので、今更サルに似たゲテモノに変身したくはありません。パイラ人は円盤の中で会議を始めます。そこで出たのがこの会話。
 
 もう、地球人なんていいじゃん?って感じの仲間に向かってこのセリフ。
 
「しかし このまゝ地球の危機を
 見捨てゝは宇宙道徳に背くと
 いうものだ」
 
 宇宙道徳に背くというものだ
 
 地球道徳もろくすっぽ無い地球人から見たら、なんてスケールのデカイ奴らなんでしょう。わざわざ円盤に乗ってはるばる未開の地まで警告に来てくれる程の道徳ですよ。
 そして、次はこのセリフ
 
「かと云って他に方法は考えら
 れん 地球に入れば地球に
 随えという諺もある」
 
 パイラ人にも諺があるようです。他にどんな諺があるか気になるところですが、そんなこんなで宇宙道徳の一番高そうなヤツが立候補。そんな仲間をたたえるパイラ人。
 
「君の犠牲的精神はパイラの
 歴史に残るだろう」
 
 地球人に変装するだけでココまで褒め称えられるというは地球人類としてイマイチ遺憾ではあるのですが、パイラ人は宇宙道徳の溢れるナイスガイ共なので全てOKです。
 
 結局この後、せっかくの彗星撃墜のチャンスをぶちこわしたギャングのせいで彗星破壊作戦は失敗するのですが、あわや地球に激突かという時に他のパイラ人も地球人に変装して囚われの博士を助けてくれた挙げ句、博士の開発した爆弾で彗星も破壊してくれます。
 
 特撮映画としてどーよ?とか聞かれたら色々まぁ言葉を濁してしまうかもしれませんが、この映画は自分に素敵な言葉を残してくれたので、とても素晴らしい映画ということでここでご紹介させていただきます。
 
 『 宇 宙 道 徳 』
 
 本当にスケールのデカイ良い言葉だと思います。スペースオペラとは器ばかりの、中身は、こまっけぇ話ばっか作ってるアレな感じの所の壁に一度この言葉を筆で書いてあげたいくらいです。ハイ。
 
 
 
宇宙人東京に現る

製作:大映 
公開:1956年1月29日 
カラー

製作:永田雅一
企画:中代富士男
監督:島耕二
脚本:小国英雄
原案:中島源太郎
撮影:渡辺公夫
特殊技術:的場徹
音楽:大森盛太郎
美術:間野重雄
色彩指導:岡本太郎

パイラ人のデザインなどで岡本太郎氏参加、的場氏はウルトラマンとかの的場氏。

DVDは角川エンタテインメントから発売中。定価 ¥4,725 だそうです。
映像特典:予告編・特報/みうらじゅんコメント、フォト・ギャラリー
     (ロビーカード、メイキング写真等)、スタッフ・キャスト紹介

だそうです。
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