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駄目人間の偏った日常を綴るブログです。
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■ 仮面ライダーV3 対 デストロン怪人(1973年)

 1973年7月18日公開の東映まんがまつりの中の一作品として上映された作品で、同時上映された作品は「マジンガーZ対デビルマン」「ロボット刑事」「キカイダー01」「バビル2世」「魔法使いサリー」とナカナカのラインナップ。
 
 1973年の7月といえば、V3の放映期間から考えて最高に盛り上がっていた時期かと思われます。世に言うライダーブームのピーク時じゃないでしょうかね?そんな時期に公開された作品だけにテンションだけは高い高い。特に新サイクロン二台+ハリケーンで始まるOPはその爆煙のでかさといい、三人ライダーマシンそろい踏みといい、屈指の勢いのあるOPだと思います。話の内容はケレンだけに全てを注ぎ込みましたといった、典型的な昭和ライダー話です。その分ライダーの格好良さはだけは凄まじいですが。
 
 この手の作品は、再編集版じゃない場合は敵怪人一体だけ新造で、残りは再生怪人(登場に関する脈絡とか無し)というのが定番なんですが、この映画もそんな感じで映画怪人のタイホウバッファローはアホの子みたいにバンバン大砲を撃って爆煙をあげます。さらに前半の風見士郎役の宮内洋さんの爆煙への飲まれ方が狂ってたり、三十分ちょいの作品の癖に変身してのシバキ合いが五分を超えたりするという素敵作品です。
 
 登場再生怪人は、ピッケルシャーク、ジシャクイノシシ、ドクバリグモ、ギロチンザウルス、スプレーネズミ、ミサイルヤモリ、ドリルモグラ、クサリガマテントウ、バーナーコウモリ、レンズアリ、ガマボイラーと本放送21話までに出た怪人にタイホウバッファローを加えた12怪人です。もっとも、タイホウバッファローとドクバリグモ、ギロチンザウルス以外は見せ場なんて無いですが。

 仮面ライダーV3は序盤は一話につき怪人一人ではなく、二話で二怪人制だったので、非常にお得感があります。(1話につき二人の怪人とV3が猛烈なシバキ合いを展開してくれるのでピンチも多かったし、二怪人相手に暴れ回るV3も非常に強そうに映る)この辺の、一番強いのはベタ、高いクオリティを持ってベタをキッチリ作るって感じの姿勢が当時の子供のハートを鷲掴みにしたんだと思います。この映画はそんな趣旨を外さずに作られた映画なんで、その辺が楽しみな方にはキッチリとした娯楽を提供してくれると思います。

 とりあえず、注意点としては殺陣の最中にレンズアリの左手がすっ飛んで行ったり、タイホウバッファローは背中からみるとちょっと寂しい気分になったりしますが、その辺はささやかな優しさを適用して目をつぶってあげてください。三十数分の番組で、見所アリの上にオマケで女性ボーカルのメキシカンロックが聞けたり、1973年時の「さんふらわあ号」内部とかも見られますのでオススメの作品です。


 自分は筋を外したものは筋を外したものにしか見えないタイプなので、特にこの頃のV3にはメロメロなのであります。先週はスーパーヒーロータイムが無くて死にそうだったんですが、コレ見たおかげで脳がアレな感じになってメリメリと絵を描いたりして寝不足になってしまいました。たまらんです。ハイ。
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